横山ランドセルのサイズや部品とデザイン

ランドセルフックの昔から今の部品

ランドセルの比較ー安全フック編

今回はランドセルの比較シリーズ【安全フック編】を説明します。

おかげさまで横山オリジナルランドセルも開発から30年たちました。その間には様々な新しい部品や材料が採用されています。ランドセルの構成パーツは100以上あり、昔から変わらない部分もありますが、どんどん新しくなってランドセルをより良く使いやすくする部品も沢山あります。その中で今回は安全フックに焦点をあてて紹介したいとおもいます。

ナスカン吊り

ナスカン吊り?なんでしょう?って話ですが、給食袋の紐をひっかけるフック部品をナスカンと呼び、そのナスカンをランドセルの本体に固定する部品をナスカン吊りと呼びます。最近ではフックと呼ぶのことの方がおおいようです。

30年前は固定式

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今日では安全フックが当たり前の装備となっているのですが30年以上昔は上の写真の様に本体にしっかりと固定されていました。構造は極めて単純なためちょっとやそっとでは壊れません。当然、給食袋が引っかかった位では壊れる訳がなく、逆に給食袋の紐がちぎれるか、ランドセルが壊れるかどちらかでした。エスカレーターの巻き込み事故が発生したこともあります。そんな丈夫な部品ですが、高学年になると事情が変わります。フックを固定する座金の部分が錆びてもろくなるので、事故になりそうな時は壊れて回避することもありました。あれから30年以上たった今でもこの固定フック方式のランドセルは見かけますが、安全のために給食袋をかけるのは止めた方がいいとおもいます。たとえば自転車とすれ違いざまに給食袋が引っかかり転倒事故につながる可能性が高いです。
ちなみに30年以上前はフックはランドセルの片側にしか付いていませんでした。この頃はランドセルの軽量化対策が急務で、耐久性よりも軽量化優先の風潮でした。写真の通りフックもプラスティックで作られています。

初期の安全ナスカン吊り

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初期の頃、30年から20年前ごろまで活躍していた安全フックです。材質はABSになります。初めの頃はプラスチックだから壊れやすいでしょ?ってさんざん言われました。ABSの形成温度の管理が難しかったらしく耐久性にバラツキがありました。上の写真を見るとフック元が丸くなっています。引っ掛かり事故の際はこの部分が伸びてフックを外すのですが、その際に引っ張られる方向が悪いと、丸い部分が元から折れてしまいました。そんな理由でたびたび修理をするのがいやで、以前の固定式フック吊りに戻した業者もありました。このころにフック自体もデザイン一新で、反射式になりました。

中期の安全フック吊り

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15年前ごろから採用した安全フック吊りです。フックを掛ける部分の丸い部分が以前のタイプより肉厚になっているのがわかります。このおかげで修理の件数はグッと減りました。それでも、給食袋が上に引っ張られた時には折れてしまうことはないのですが、材質の都合上、伸びてしまうことはありました。しかし、10年以上採用していましたが、特にトラブルもなく使い勝手のよい部品でした。

現在の安全ナスカン吊り

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現在のフック吊りになってから5年ほど経ちます。特長はフック吊りの取り付け方がはめ込み式になったことです。はめ込み加重以上の力で引っ張られるとフック吊りは本体から外れます。従来のタイプは中空鋲止め式でしたので、比べると作業でも、修理でもとても簡単になりました。また、外れてもはめ込むだけなので、お客様自身による修理が可能になりました。

固定式フック吊りが気がかりな方

もしランドセルが固定フック吊りで、安全性が気になるようであれば、他社メーカーのランドセルでも弊社の安全フック吊りに有償交換します。交換可能か現物ランドセル確認が必要となります。できないランドセルもありますのでご了承ください。また、それにより無料修理保証外になる場合もありますので、ご注意ください。作業時間は約30分位です。

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