ランドセルの選び方

横山ランドセルの選び方のキャッチ画像

ランドセルの選び方

ランドセル選びで「軽くて丈夫」は基本です。それにプラスしてランドセルを6年間安心して使用できることに必要なのは機能だと思います。一番重要なのが背カン部品になります。これを間違えると重いランドセルがさらに重く感じることになるかもしれません。次に重要なのが、サイズです。A4フラットファイルサイズで大マチ幅12cm以上がおすすめです。次に素材ですが牛革でも人工皮革でもどちらでも大丈夫です。ランドセルという製品になったときには素材の違いは実はそれほどの差はありません。むしろ軽いので人工皮革のランドセルの方が合理的かもしれません。今年もいろいろなランドセルが販売されていますが、確認ポイントを見極めればランドセル選びがさらに楽しくなると思います。

ランドセル選びの絶対確認ポイント

  1. 背負いやすい - 立ち上がり式ベルトでフィット背カンタイプか?
  2. サイズ - A4ファイル対応でマチ幅が12cm以上の余裕があるサイズか?
  3. 防水 - 表生地同様に、内張り素材もしっかり防水生地を使用しているか?
  4. 安全対策 - 防犯ブザー金具や安全フックなど対策してあるか?
  5. 丈夫さ - キズ・シワに強いか?型崩れ対策がしっかりしているか?
  6. デザイン・色 - 子供の意見を尊重しつつも6年間飽きない色やデザインか?
  7. 素材 - 軽さ重視なら人工皮革、丈夫さ重視なら天然皮革
  8. 6年間保証 - 無料保証修理の範囲はどの程度までか?

1.背負いやすいランドセル

背負いやすいランドセルとは?体格・体型が千差万別なので、一概には言えませんが、基本はランドセルが軽く感じられることだと思います。軽く感じるにはランドセルの重さを肩から背中へと全体に分散する必要があります。その分散させる仕組みが「ベルト立ち上げ式」背カンになります。
接客中に子供さんにランドセルを背負ってもらうのですが、背負った時の感じ方は子供さんひとりひとり違います。ランドセルが背中にピッタリくっつくのがいやな子供さんもいます。軽く感じるための重さの分散した感じが嫌いなのかもわかりません。軽く感じるかどうかではなく、その時の好き嫌いの感覚だと思います。その感覚はランドセルに2kg位の重りが入ると、また違ってくるので、背負いやすさとは?一概には言えません。だけど、「ベルト立ち上げ式背カン」+「S字型ベルト」の組み合わせであれば、重さの分散効果で重いランドセルが軽く感じられることはまちがいないです。従来式の背カンで解放的な背負った感じもいいですが、高学年になりランドセルが重くなって肩ベルトを手前に引っ張りながら前かがみで歩くのをみると、やはり背中にフィットしたランドセルをスマートに背負うほうがいいと思います。

ランドセルの立ち上げ式背カンと従来式背カンの違い

背カンの違いはランドセルの使用部品のなかでもっとも重要な部品なので正しく理解する必要があります。

固定背カンとフィット背カンの背負い比べの子供
上が従来式背カン 下が立ち上げ背カン

立ち上げ式背カンと従来式背カンのランドセルを背負い比べる

同じ条件、同じ重さで両者を背負い比べてみてください。教材を想定して1kg以上の重さを入れるのがポイントです。。

背カンに対して背負いベルトの向きが重要
  1. 立ち上げ式背カンと従来式背カンのランドセルの仕組みの違い
    フィット背カン、または立ち上がり背カンとも呼びますが、要するに背負いベルトが背中に垂直に取り付けてある状態の背カン部品のことです。

2.ランドセルのサイズ

A4フラットファイル対応サイズでマチ幅が大きめのサイズがおすすめです。

  1. ランドセルのサイズ規格について
    A4サイズ ・ A4クリアファイルサイズ ・ A4フラットファイルサイズなど、細かく違いがあるので、注意してください。
  2. ランドセルはサイズで重さが変わります
    人工皮革だと1200g前後、牛革だと1400g前後が基準だと思います。ただ、重さ表示が正確とは限らないので、 50g~100gの違いは気にする必要はありません。

3.ランドセルの防水性

ランドセルの防水内張りにお茶をかけたら01
ナイロン生地の内張り
ランドセルの防水内張りにお茶をかけたら03
コーティング皮革の内張り

ランドセルの内張りの防水性

内張りの材料としてほとんどのランドセルが①豚革・②ナイロン系・③人工皮革等の防水性内張りの3種類のいずれかだと思います。

ランドセルの防水性ですが、実はそれほど完全ではありません。確かにランドセル表面の防水性は人工皮革や牛革の表面加工技術の進歩により、ほぼ完全防水になっていると思います。それはあくまでも生地自体の防水性であってランドセルの防水性ではありません。なぜなら、縫い目の穴が開いている以上そこから水は染みます。ただランドセルの製造過程において、縫製の前準備でスーパーボンド等により貼り合わせしてありますので、縫い目よりの水の染み込みはほどんどないとおもいます。でも貼り合わせ材料そのものが防水性がないタイプだと事情が違います。ナイロン生地のようなタイプだと、縫い目から染みて内張りで広がりかねません。ランドセルの購入の際は表面と同じように内張りの防水性にも注意してください。

4.ランドセルの安全対策

安全フックと固定フックの比較
上が外れないナスカン・下が安全ナスカン

ランドセルの安全対策は通学時の安全を守るのが目的です。夜間には反射材が有効ですし、防犯上は簡単に肩ベルトにつけらる防犯ブザーが必須です。また見落としがちなのが、給食袋掛け(安全フック)です。最近、緊急時に給食袋掛けが外れないタイプが見けるようになりました。理由は簡単です。業者が修理するのが面倒だからです。運送コストもかかりますしね。でも転ばぬ先の杖ならず、安全フックで、転倒巻き込み事故の防止ができるなら安心ですよ。

5.ランドセルの丈夫さ

基本的に最近のランドセルはどれも丈夫に作られています。したがって丈夫さを見極めるポイントはないのですが、丈夫な理由が説明してあるのが理想です。たとえば型崩れに強いワケ、キズ・シワに強いワケなどの説明を確認するといいと思います。ただし「牛革だから丈夫」のような漠然とした理由では説明になりません。また、一般的にランドセルは丈夫さと重さは反比例するので、丈夫にすればするほどランドセルは重くなる傾向です。

6.ランドセルのデザイン・色

ランドセルの流行りのデザイン・色は毎年変わります。そして昨今ランドセルの購入時期が早まり、ご入学まで一年近くあると、デザインや好みのカラーさえかわってこともあります。まして6年生になった時のことまで考えると、この時期にランドセルのデザインや色を決めるのは困難だと思います。ぜひ親子の意見が一致するまで、とことん話し合ってください。

7.素材

キズ・シワに対する強度が同じであれば、牛革・人工皮革のどちらでも大丈夫です。

  1. 生地の種類と特長をキズと軽さで比較
    牛革と人工皮革はランドセルで比較すると約200gのちがいです。キズ・シワに強い生地になるほどコーティング層が厚くなるので重くなる傾向です。
  2. 牛革にするか人工皮革にするか
    丈夫さ重視か?軽さ重視か?学校に近いか?遠いか?いろいろな条件に左右されますが、基本はランドセルは軽さ重視がいいと思います。

8.ランドセルの6年間保証

「ランドセルの6年間保証」はどこのお店で買ったランドセルにも謳っている保証です。でも詳しく調べると保証の内容や、程度が全然違っていることがありますので注意が必要です。

修理ができる販売店か、確認しましょう

どんなに高価なランドセルでも壊れないという保証はありません。6年の間になにかトラブルが起きるかも?という認識が必要です。購入の際は次の点にご注意下さい。

  • 簡単な修理なのに1か月もかかる
  • 貸出ランドセルの用意がない
  • 通常の6年保証とは初期不良品に対する保証で、無料修理保証ではありません。
  • 修理品送料など料金を取られることもあります。
  • 修理をどこへ送ったらよいかわからない。
  • 無料修理保証なのに「壊れたのでなく壊したので」と言われ有料になる。

ランドセルの選び方のコツ

ランドセルを6年間安心して使用できることに必要なのは機能性です。ランドセル選びのコツはやっぱり「軽くて丈夫」なので、次の点に注意して選んでください。

  1. ランドセルのサイズはA4フラットファイル対応
  2. 背負いベルトの取り付け部品は立ち上がり系背カン
  3. 「丈夫さ」優先なら牛革、「軽さ」優先ならば人工皮革

ランドセルの勘違い情報

ランドセルの価格やカタログ、修理保障などの口コミ勘違い情報です。もっともらしい話ほど作り話なのがランドセルの説明です。事実だけをしっかりと確認しましょう。

  1. 牛革にまつわる、デタラメな話はキリがありません
  2. 背カンに対する勘違いの多いこと。
  3. およそ、すべてのランドセルは職人による手作りです。

各社多様なランドセルが販売され、どの会社も自社のランドセルが一番いいと宣伝しています。調べれば調べるほど、訳がわからなくなるランドセル選びですが、選ぶポイントを決めることから始めてはどうでしょうか?背負い部品、サイズ、安全対策など、わかりやすいポイントで選択することでランドセル会社が選択できます。ちなみに「丈夫さ」ですが現在日本で販売されているどのランドセルも通学中の6年間に修復不可能な破損をすることはないと思います。したがって、背負いやすさや、使い易さ、デザインが選択ポイントになると思います。

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